KARUNA TI LA
カルナティーラ

ブログ

2024-03-07 23:42:00

名は体を表す

名前の話の続きになりますが、先日生徒さんと話をしていて、今の名付けは良くない名前が多いねという話をしました。

私が基礎を教わった頃からその傾向はあり、当時の先生は「命名」とは親の魂を込めて子に名を与える事。

一方、今の名付けは「命名」ではなく「付名」。

犬猫と同じ。ただ付けてるだけ。

と、かなり手厳しい事を仰っていました。

これは言える面もあると思います。

私が気になるのは、とにかく最近は空虚な名前が多い事です。

実態のない、音の響きとかイメージだけで付けたような名前。

日本は言霊の国ですから、こういった事が続けば国の力も衰えるでしょう。

字画なんかどうでもいい人でも、名前を付ける前に、語源の事典や漢語事典などを開き、つけようとしている字に不吉な意味が含まれていないかくらいは見てほしいです。

使われやすい字でも、もともとはこんな意味があったのかと驚かれる事もあるでしょう。

専門家の名付けは適当にやっているのではなく、「命名」を果たすべく、そのお子さんが幸福な人生を送れるように祈りを込めて行われています。