KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
著書 『干支九星鑑定術 -実際鑑定への手引き-』
拙著をオンラインで購入して頂けます。
発送は鴨書店様からで、お支払方法も選べますので、以下のリンクをご覧ください。
(※新本でご購入になれます)
干支九星を学ぶ際に、一つのハードルとして越えなければいけないのは、「実際の鑑定」だと思います。
実際の鑑定というのは、実際にお客様を前にして相談内容をお聞きし、鑑定盤や流年盤を読み解いて、お客様にお伝えする・・・という本番の鑑定の事です。
それにはまず鑑定盤が解釈できなければ、何もできません。
しかしこの鑑定盤を読み解く、解釈するというのは大きなハードルでして、この時のために大変な基礎の勉強を積み上げていくわけです。
そして実際に鑑定盤を読む時に、さてどこから手を付けて、どうしたらよいやら・・・トホホ、となってしまいます。
この基礎を終えて鑑定盤を読み始めますよ、という段階にフォーカスして有益な情報を得られる本が書きたいと思いました。
そして、何とか完成しました。
書き始めた頃の原稿は、先生に「これは難しいよ」と言われてしまうくらい初心者向けではなかったのですが、そこからとにかく削ぎ落としていって、表現を改めてシンプルにしていきました。
冗長な説明も省き、書きたい事は凝縮できたかと思います。
しかし結果的には、先生に100例くらいあると理想と言われたのに20例で、最低100ページと言われたのに100ページを切る有様、かつ入稿も延びに延びてしまいました。
先生に申し訳なく、家族にも不肖の弟子だと言われる始末で針の筵のような執筆期間でした。(汗
何とか出版に漕ぎつけて、本当にホッとしました。
今回は収録できなかった内容も多く、方位や霊的な事に関してはあえて見送らざるを得なかったので、いつか次回作を執筆する機会があれば、もっと踏み込んだ内容で発表できればと思います。
本では鑑定の流れの組み立て方として、あえて順序立てて説明を行っていますが、鑑定盤に慣れたらご自分のスタイルで自由に進めていくことが推奨されます。
鑑定盤というのは不思議とパッと目に付く箇所があり、そこの部分が重要なカギにもなるので、どのような流れを作るかは最終的には自由です。
ただし、最初は標準的なやり方を覚えて、充分に慣れたら応用をしていく方が良いと思います。
盤において九星の事象をどう取るかでも、初めは相当苦しむと思いますが、こればかりは場数を踏んでいく事と、その九星の世界観から連想が出来るようになれば、ひとやま越えた感があります。
盤というのは不思議なもので、見れば見るほど終わりがない、没入してしまう、入り込んでしまうような感覚があります。
9マスの中に漢字と数字が書いてあるだけなのに、不思議ですね。
また、干支九星は特別な道具立てがいりません。
自分だけいれば鑑定できます。
その日の暦が頭に入っていればそれだけで鑑定は出来るのですが、あえて、紙に落とし込んで客観視するようにします。
因縁系の鑑定も多い占術ですから、これは大事な感覚だと思います。
頭の中で見る時と、紙に書いている時の違いです。
慣れると頭の中に盤が浮かび上がりますが、きちんと紙に書いて、それを見て、読み解くことをしたほうが良いです。
鑑定盤の事を語り始めるととめどもなく、あれこれ湧いてきてしまうので、本日はこの辺りで。
私の本が読んでくださる方のお役にたちますように。