KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
2024-01-20 23:31:00
心を支える信仰
昔、先生が「東北の信仰というのは、風が吹いたら風を拝む、雨が降ったら雨を拝む、という素朴さがあって良いですね。」とお話されていたのが印象に残っています。
そんな素朴な信仰を体現するような、でもエネルギーに充ちた東北の仏像の展覧会が東京駅で開かれているので、行ってこようと思っています。
東京ステーションギャラリーで開催中の『みちのく いとしい仏たち』です。
仏像を造る際の決まり事である儀軌に縛られず生み出されたとの事で、荘厳な仏像とは一味違うユニークな仏さまたち。
この展覧会の監修をされた、弘前大学名誉教授の須藤弘敏先生は、「みちのくの仏像は、なぜかわいいのか?」と頻繁に聞かれるそうで、その答えが「北東北では、それだけ悲しいことや悔しいこと、辛いことがたくさんあったから」だそうです。
(引用元:https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1552568.html)
上の記事もとてもおもしろいです。
過酷な自然環境の中、厳しい生活を支えた信仰の世界が垣間見れるのではないでしょうか。