KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
信仰の礎②
前回のブログで、地元の神社を参拝すること、ご自分のご先祖を大事にご供養すること、この2点について書きました。
今回はその続きです。
私が鑑定していて気になるのは、上の2点がきちんと出来ていないのに、やれパワースポットだの御朱印だのと、遠くの神社やお寺にはホイホイ行く行為です。
これは感心しません。
それで都合よく恋愛運やらナントカ運を出してもらえると思ったら、大きな考え違い。
やはり、一番身近におられてご加護を出してくださる、地元の神様をおろそかにしてはいけません。
神様には管轄があるので、自分の居住地の管轄の神様に頭も下げず、よそへは行くというのも変な話。
私が教わったのは、よその土地の神社へ参拝へ行く時は、先に必ず地元の神社へ行って、いつどこそこの神社へ行って参りますとご挨拶をしてから行く事、と。
これをすると地元の神様から旅先の神様へ、「うちの方からこういう者が参拝へ行くのでよろしく」と連絡がいくそう。
そうすると旅先でお参りした時に、「よく来たね、連絡もらっていますよ」という事になるそう。
神様連絡網ですね。
これを「通しをかける」と呼んでいます。
どこの馬の骨かもわかんないのが事前の通しもなく行って、いきなりあれこれ頼んだって相手にされません、という事だそうです。
私も参拝旅行の多い人間ですから、事前に通しをかけるのは必ず守っています。
「いつからいつまで旅行に出て、参拝予定はどこそこです、他にもご縁があればお参りさせて頂きます」と、こんな感じで地元の神様に旅の無事を祈りつつ、事前の通しをかけて行くのです。
日帰りでも、もちろんちゃんとやります。
そして大事なのは、お礼参りです。
旅から戻ったら、「無事に帰りました」とまたご挨拶に行きます。
神様のお陰で、旅先でも毎度とても良い参拝をさせて頂いています。
私はこのように要点を押さえながら、全国各地にある信仰している社寺へお参りしているのです。
ただ行って、はいおしまい、ではなく仕込みがあるのです。
参拝旅行についての例を出しましたが、他にも様々な事柄でお世話になるのですから、地元の神様は日頃からよくお参りしておくことが大切です。
ご先祖様もしかり。
ご先祖様も大事にしないような人が、あちこち行って願いごとばっかりしていても、身勝手な人間としか思われないでしょう。
ご神仏から見たら、自分はどうかという視点も必要です。
『天は見てござる』です。