KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
都会の聖地
新年恒例の品川駅界隈の初詣へ行ってきました。
駅前の高山稲荷神社はただいま移転中で、遷座予定の敷地には『おしゃもじ様』というちょっと謎めいた神様が一足早く、ご本殿に先駆けて鎮座されています。
新しい敷地は高台で広々としているので、工事が完了して神様が戻られるのが楽しみですね。
おしゃもじ様はミシャグジ神との関連も考えられているようですが、諏訪大社を信仰する我が家としては都心で拝める大事なお社です。
主神のお稲荷さんは、工事が終了するまで高輪神社にいらっしゃいますので、歩いてお参りへ。
第一京浜に沿って、高台の山の手側に神社がいくつかありまして、高輪神社も然り、石段を登って拝殿へ参拝します。
高輪神社には、聖徳太子をお祀りする大きなお堂もあるのが神社では珍しいと思うのですが、廃仏毀釈の時にお寺さんから遷されたそうで、なるほど。
毀されずに残って良かった。
各所を参拝していると、廃仏毀釈の爪痕を時折目にする事がありますが、狂気というか、胸が痛むものです。
仏像破壊した人たちは、今頃あの世でどんな気持ちなんでしょう。
参拝を終えて、次の神社へ。
第一京浜を挟んで神社の反対側は絶賛大規模な開発中。
高輪ゲートウェイ駅を中心に、いくつも巨大なビルが建設中です。
もうすぐ品川にトヨタも来るし。界隈は最先端のビジネスタウンになるのではないでしょうか。
今年からの10年くらいは皇居の南側エリアが栄えるので、交通の要所でもある品川は大注目でしょうね。
道沿いにさらに南下していくと、御田八幡神社があります。
こちらも石段を上がって高台の拝殿へ参拝します。
御田八幡神社は大都会にあって、往古の雰囲気を感じられ、鎮守の森、湧き水、この霊妙なご神気を次世代に残してほしい神社です。
めずらしい釜鳴神事も奉斎されていますね。
お釜は、私は先生のお寺で参列させて頂きましたが、とても不思議です。
福を頂けます。
三田、品川界隈の企業の崇敬も篤い、ビジネスパーソンには頼もしい神社でもありますね。
ところで、わりと都心にある大きめな神社に祀られているお稲荷さん、霊窟とか湧き水を残している所がけっこうありますね。
周囲はビル街だったりするけれど。
王子神社、根津神社、品川神社とか。そこへ行くと大都会とは思えないような気が充ちている。
小さい所でもあります。
思わぬ所に聖地というのはあるものです。
来月、2月は初午です。
お稲荷さんを信仰している方は、2/12はなるべく外さないように。
二の午は24日ですが、できれば12日のほうが良いですね。
お供えを準備し、日々の感謝の気持ちをもって、お参りにいきましょう。
新年の祈り
令和6年は元日に大災害、今までに経験のない沈痛な年明けとなってしまいました。
昼過ぎまでは例年通りのお正月を過ごし、お客さん達から新年を言祝ぐLINEやメールを頂き、今年は暖かくて穏やかなお正月ですねなどと返信したのも束の間。
私の住む東京東部も長めに揺れたため、どこかで大きな地震があったのかもと思いましたが、その後怒涛の大地震と津波のニュース。
夜が明けて判明した被災地の惨状は、言葉を失うものでした。
お正月、ご家族で団欒していたお宅も多かったでしょう。
自然災害は非情で酷い。
私に出来る事は微々たる事しかありませんが、被災した自治体への寄付や、現地で救援活動している方たちへの後方支援は出来ます。
今現地で必死に奮闘している方たちに希望を託します。
1/6は己巳の日で、今年最初の弁財天様のご縁日でした。
上野不忍池の午後のお勤めにて、ご住職が『抜苦与楽』の法話をしてくださいました。
災害、戦争、この世で苦しむ方達の事をお救いくださいと、とにかく自分は拝みたおすのだと。
いつになく、ご住職の強い決意を感じました。
お堂に参列した信徒さん達も、被災地の苦しみに思いを寄せて祈った方も多いのではと思います。
私も弁財天様に祈りました。
この度の震災で亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
困難な状況にある被災された方々に、迅速に救援が届きますように。
どうか一人でも多くの人の命、心と健康が守られますように。
どうか、どうか・・・