KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
キューバサンドと原価計算の沼
今日は鑑定の予約がキャンセルになったので、調子にのって昼間からモヒートを飲んだりしていたのですが、キューバサンドはご存知でしょうか。
私は上野公園のイベントで初めて食し、それから月1くらいで食べてます。
外側は焼いてサックリした食感のパンの中に、お肉がギッシリ入っています。
上野のアイナマさんというお店のです。
味はなんというか表現しずらいけれど、とても美味しいです。
ケバブ、バインミー、キューバサンド、エスニックなファストフードどれも大好き。
その後、ほろ酔い気分でカルナティーラで販売しているアクセサリーの原価計算をしてみたのですが、なんとまあ複雑なこと。
CMでやってる「楽楽販売」を思い出しました。あれはたぶん偉大。
アナログに実際やってみると本当に複雑で魂が口から出ていきそうになる。
私のはなんちゃって原価計算だから本格的ではないけれど、あれを含めてこれも想定しなければいけない、全体で整合性を取らなければいけないと、価格ひとつ決めるのも実はこんなに大変な事なのかと思いました。
今までは大雑把に決めていたので、原価割るか利益僅少な事もけっこうあったと気が付きました。
ズボラなもので。
何はともあれ、可視化するのは大事ですね。
正当な価値というのが見えてきます。
こういう事をしてみると、世の中はバランスを取りながら、絶妙な仕組みで回っているんだな~と気づかせてくれますね。
実践は大事。
しかし、販売でぼろ儲けするべとは思っていないので、リーズナブルに素敵なものをお届けできるように努力します。
カメムシ大騒動
とあるお客さんのお宅のベランダに、カメムシがたくさん飛来するという話を以前聞いて、なんて大変なと気の毒に思っておりました。
ニュースでも去年はカメムシが大発生したとか。
そうはいっても、雑居ビル街に住む我が家では、虫自体あまり見ないので、カメムシとは縁がありませんでした。
しかしついに、カメムシの魔手が我が家にも!
ベランダのバラの手入れをして、ゴミを袋にまとめていたところ、なんと緑のツヤツヤした個体が袋の外側を歩いているではありませんか。
家の中だったので泡吹きそうになりました。
慎重に捕まえて処理して、ひと安心。
と思っていたら、夜になって何かがダイニングのライトに飛んで来た音が!
恐ろしい事にもう一匹、家の中にいたのです。
ちょっと特殊な形のライトに止まったので、どのように逃がすか試行錯誤。
食卓で臭いを出されたらたまったものではありません。
結局ライトそのものを外して、外でリリースするという結果に。
まさか突然うちに2匹も来るとは。しかも冬に。
カメムシ大発生というのも本当だったのですね。
上野公園から来たのか、谷中霊園から来たのか、さだめしその辺りが出身ではないかと推理していますが、どうなんだろう?
本当に今年は年明けから変な事ばかりです。
半世紀の逃亡
今年は本当にびっくりする事ばかりの1月です。
今日もちょっと困った相談を聞いてきたばかりですが、世間でもびっくりのニュースが。
駅とか交番の掲示板にお尋ねで貼ってある指名手配犯が、事件から49年経ってようやく拘束されたとのこと。
ああ、あの人!みたいな。
指名手配のポスターでいつも見てる人なので、やはりあのポスターの顔は無意識にも刷り込まれるものですね。
こういう犯人が長年捕まらないケースなどは、被害者の方の回忌あたりで大きく動く事が少なからずあるのですが、今回も49、50回忌にあたる頃でしょうか。
天網恢恢疎にして漏らさずといいます。
亡くなられた方とご遺族の無念が晴らされてほしい。
拘束されたのはいいとして、当人は末期ガンとのこと。
当該人物が本当に容疑者かどうかはこれから精査されるそうですが。
凶悪犯罪によって無辜の人の命を無残に奪ったにも関わらず、償いもせずに卑怯にも世間を欺き続けた罪は重い。
まだ人の心があるのなら、残された時間で何が出来るか自身に問いかけて頂きたい。
罪を犯し、半世紀も逃亡生活とは、惨めな人生です。
この事件絡みで、逃亡している人間があと二人います。
今回拘束されたのも含めた3人とも一白水星を星に持っています。
一白水星は、隠れる、秘密、暗い、落ち目などの意味があるので、全くそれを体現した人生を送っているわけです。
地味で目立たないのも特徴なので、世間から隠れるのはうまいです。
私の感覚で、生年月日の星を分析する時に、暦から星出しした状態を1階とすると、その下にB1階、B2階、B3階くらいで全部で4つの階層があるイメージで見ています。
今回拘束されたのはB1階に一白水星があり、世間から隠れた状態で暮らす人生、それがこの人を取り巻く環境になるというイメージ。
一白水星には監獄で囚われている状態の意味もあるので、捕まっていなくてもそのような不自由な状態に置かれるともいえます。
まだ捕まっていない2人は1階に一白水星があるので、逃亡そのものが人生、目的になるという感じかな。
同じ一白水星でも各ケースは似て非なるものというか。
文章にするのは難しいのですが。
普通の人だとこんなに長く逃亡生活なんてできないと思うのです。
精神のほうが参ってしまうのでは。
それが可能だったのは一白水星を持っていたからでしょうね。
一白水星の厄介なところは、考えが凝り固まると全く人の意見を受け付けなくなり、自分のやりたいようにやります。
意見の聞かなさはダントツの星です。
なので、一白の傾向が強い星は、良い運気に持って行くのがけっこう骨が折れます。
逆に、一白水星のこういう傾向が洗練されて、人の意見にも耳を傾けられるようになると、とても穏やかで含蓄のある人物になるようです。
私の顧客にも、一白水星で人格的にも円満な好人物というお客さん達がいます。
星というのは生かすも殺すもその人次第となります。
誰、この人?
実際の鑑定の場ではいろいろな事が起こるものです。
不可解な事もあれば、私は経験ないけれど身の危険に繋がるような事件も実際あります。
少し前にあった出来事は、鑑定中に知らない人が出てきたことがあります。
最初はいつも通り会話をしていたのですが、1時間を過ぎた頃でしょうか・・・
目の前にいるのは、いつものお客さんですけれど、喋り方や話し声のスピード、声のトーン、表情も明らかにお客さんではない。
普通に会話しているのですが、内心では「なんか変なの出てきちゃったな(困惑)」という心境で、しかもそれがけっこう食って掛かるような物言いをしてくるのです。
いつものお客さんはどちらかというと穏やかで気が弱めといいますか、決して普段はとらないような態度をしてくるではありませんか。
誰この人?と思いつつ話を続けていると、そのうちいつものお客さんが戻ってきたので安心したのですが。
不可解な事件や難しい鑑定が来た時は、先生に助言を仰ぐようにしているので、この時も後日先生に相談しました。
先生の見立てでは、そのお客さんの問題行動に影響している婆さんの霊が出て来たみたい、とのこと。
婆さんと聞いて納得しました。
頼みますよ婆さん、もう成仏してよ~、と思いましたが、それからしばらく後、お客さんの問題行動もピタリと終わり、婆さんも出てこなくなったので良かった。めでたし。
と、言いたいところなのですが、別の家族が問題行動をするようになったので、しつこい婆さんは家族のほうへ移ったもよう。
私が実際経験した憑依の例です。
ハードクレーム
昔働いていた占い会社の担当マネージャーに聞いた話です。
本当にすごいクレームは長年通ってくれているお客さんから出ると言っていました。
ある占い師に10年以上通っていたお客さんと、その占い師がトラブルになり、弁護士案件になったとのこと。
内容を聞いて、それは占い師が悪いわね、となりました。
お客さんと親密になり過ぎて、占い師が調子に乗ってしまった果ての事。
お客さんを自分のために利用してしまい、一線を超えすぎたのです。
そりゃお客さんも怒ります。
積年の信頼が怒りにひっくり返ったのだから、それはすごいでしょうね。
親しき中にも礼儀ありです。
しかし私もクレームというのは数件経験しておりまして、3件は統合失調症等の精神疾患を罹患されているケースで、この時の経験から被害妄想や幻聴の酷い場合は鑑定をお受けしないという方針になったのです。
占いをするのは精神的な健康を取り戻してからのほうがいいと思いますし、根気強く治療を受けて回復を目指してもらいたいです。
他に2件、私自身も、何度も鑑定していたお客さんからのクレームを経験しており、1件は青天の霹靂級の本当に理不尽な言い掛かりで、あまりにも理不尽すぎて私の方が今でも忘れていないくらい。
この件は、後日その人のご家族に謝られて縁が切れたのですが、その家が良くなるようにとかなり特殊な鑑定もしたので、その結果が悲しくて今でも思い出す事があります。
あの頃の私の実力では、因縁が深すぎて手を出して良い鑑定ではなかったのかもしれません。
ただ、そのお宅の鑑定を通しては、私自身もとても勉強をさせてもらいました。
もう1件はけっこうこじれそうでしたが、当時のマネージャーと会社が守ってくれたので、感謝しています。
クレームになった発端は、私がお客さんを叱ったから。
年下のだいぶ若い子だったというのもありますが、私は通常は叱るとかはないのですが、あまりにも問題行動を起こしたり、倫理観に悖るような事を平気でする場合は厳しく言います。
「先生ていつも優しいけど、言う時はハッキリ言ってくれますよね。」とは、長い付き合いの方の言。
感情的に怒るのと、道理を説いて叱るのは違います。
相手の事を思うから叱るのであって、叱ってもらえなくなったら、どうでもいい存在ということ。
自分の思いと相手の取り方の問題があるので、難しいところでもありますが。
ちなみにこのケースも、後から親御さんが来たという後日談があります。
対面鑑定が17年目で、主なクレーム経験は以上のような感じなので、多いのか少ないのかはわかりませんが、鑑定はお互いに敬意を払って、貴重な時間を有意義なものにしたいですね。
クレームにはなっていないけれど、後悔している鑑定は何件もあります。
私の不徳の致す所で、不勉強な故で、申し開きの言葉もありません。
しかし、こういった苦い鑑定を糧に、精進する以外に未来はありません。
占いというのはお客さんの人生、運命に寄り添っていく仕事ですから、軽々しいものではありません。