KARUNA TI LA
カルナティーラ
ブログ
金字写経
姉の誕生日が近づいたので、紺紙の写経用紙と金文字の筆ペンが入っている金字写経のセットをプレゼントしました。
我が家は家族で観音霊場の巡礼をしており、巡礼寺では正式には納経をします。
姉は毎度、写経を納めるので、珍しい紺紙の金字写経は喜んでもらえたようです。
よかった、よかった。
リンケージワークスさんという会社のものですが、他にも鳥獣戯画の写経用紙とか、とてもかわいいのが出ているので、写経やる人はたまに気分を変えて、こういうのも良いですね。
少し時間が出来たら、今までの巡礼を専用のブログにまとめたいなと思って準備はしてあるのですが、まだ手が回りません。
いつになるやら。
早咲き
辰と富士
1日1ブログ
昨日の記事は私が自分の味噌作りを自慢する話で、なんで占い師のブログで味噌作りの話を読まされるんだ、と思った方もいるかもしれません。
実用的で良いと思った方も1万人に一人くらいはいるかも。そんなに読者いないけど。
私は現在「1日1ブログ」を標榜しておりますので、正直内容はなんでも良いのです。
目的のためなら手段は選ばない。
それに、私のお客様には奇特な?方たちもおられて、私のブログを楽しみに読んでくれていて、「今日も先生が無事に生きていた」という謎の生存確認のような役割も果たしているようです。
内容はどうでもいいらしい。(笑)
本当に、師匠の先生のブログと比べたら、ふざけたものです。
生まれ日が七赤金星だからこういう所がダメなのかもしれない。
ちなみに皆さん、ご自分の星が「あまり良くないね」みたいなこと言われると、若干ショックかもしれませんが、私なんかは大して良くない星の生まれですよ。
それで生まれてしまったものは仕方ないので。
開き直ってそれに甘んじて生きるのは良くないけれど、工夫のしようはあるはずです。
七赤金星の良い所は楽観主義ですしね。
先日常連のお客さんとの会話で、「周りが何を言っても全く耳を貸さないし、注意しても全然響かない困った人がいて、最後には周りのほうが参ってしまうのです。」という超変人の話題が出て、実際に星も超変わっている人でした。
ここまでくると、周囲としてはもう同じ星の生物かどうかも怪しいレベルですが、本人は何も意に介さないのだから幸せかもしれません。
空気を読むのが苦手というより、はなから読む気もないし、なんなら空気を読むという感性そのものを持ち合わせていないタイプですね。
こういうタイプは合う合わないが極端に分かれるので、組織は基本的に難しいのですが、たまに変人の集まりとかでピッタリくる居場所があったりします。
本当に何でも活かし方次第といいますか、でもどう活かすかはアイディアをひねり出さないといけない所だったりします。
占い師はアタマ使いますね。
先生くらい頭脳明晰だったら羨ましい限りですが、私は七赤金星なので期待しないでください。
ない脳みそからいくら捻り出しても自ずと限界が・・・
手前味噌
『手前味噌で恐縮ですが・・・』という言い回しは、自分で自分を褒める時や自慢するのに使うそうです。
味噌を引き合いに出して控えめを装い、ちゃっかり自分を売り込もうという魂胆。
とはいえ、この言い回しを実際聞いたことは、ほとんどないかもしれない。
慣用句の手前味噌は絶滅危惧種かもしれませんが、真の手前味噌作りはいまがトップシーズンです。
前日から大豆を水に漬けて12時間。
豆が水をやたら吸うので、朝起きた時には水分は消え、水を吸いきって膨らんだ大豆が鍋にひしめき合います。
再度水を足して、差し水しながら6時間くらい煮続ける。
豆が十分に柔らかくなったら、ここからが修行。
豆を潰すという苦行があります。
いつ終えるとも知れぬ重労働。
味噌作りを応援してくれる味噌会社では、豆をミンチする機械をレンタルしてくれる所もあるそうな。
それくらいキツさの点でいえばここがハイライト。
これさえ乗り越えれば手前味噌作りは9割終了。
豆を潰し終わる頃には満身創痍といった感がありますが、ここでついに麹を混ぜ込みます。
豆側が熱すぎると麹が死亡するので、ほんのりヌクヌクとした温度帯を狙わなければいけません。
麴さんは生きていますからね。
麹はあらかじめ塩と混ぜておき、これを「塩切り麹」と呼びます。
麹をどうするか、塩をどうするか、この辺は各家のこだわりポイントでしょう。
私はよく麦麹にするのですが、たまに訪れる気まぐれから今年は玄米麹を採用しました。
麦麴のほうが甘めの味噌になって、玄米麹は濃厚な感じかな。
大豆は北海道産で煮ただけでも美味しいので、茹で上がったらそのままいくつかおやつに失敬します。
アマチュア味噌作り愛好家も年数を経ると、大豆と麹と塩の組み合わせをどうするかというのも、一家言持ちたくなるものです。
豆と麹を混ぜたら、ここからは楽しい時間。
小さいボールくらいに味噌の元を丸めて、ホウロウのバケツみたいな容器の中に思いっきり投げつけていきます。
ハンバーグの生地作りと同じで、投げつける時に余計な空気を抜いています。
ちなみに、潰しきれていない豆がいくつか顔を出していますが、これはいけません。私の仕事がいいかげんという事です。
味噌になった時に豆の形のまま味噌になっています。
無心で味噌ボールを叩きつけること10分弱。
最後に表面をペタペタ綺麗にならして、この上に塩を撒いてから重しをのせて、味噌の元を封印します。
静かに味噌の元は深い眠りにつき、その間に麹がいい仕事をして、秋頃に封印を解いた時には味噌が完成しているのです。
すごい自然の神秘。
「天地返し」という、夏頃に発酵途中の味噌を混ぜる作業もあるのですが、私はやりません。秋までそのまま冬眠。
手前味噌は慣用句が出来るくらい美味しいので、挑戦してみると楽しいと思います。
2日がかりの仕事になりますが、苦行を挟むので達成感もひとしお味わえます。
後で本当の味噌も味わえるし。
現代人はもっとこういうのをやった方が良いと思います。